青梅の観光情報<その2>

青梅まちロゲ ブログ
写真提供/青梅市観光協会

前回ブログ「青梅の観光情報<その2>」では青梅駅周辺の観光スポットを紹介しましたが、今回は駅から少し離れた推しのスポットをご紹介します。

●塩船観音

写真提供/青梅市観光協会

東青梅駅から北へ2キロちょっと、塩船観音寺の山門をくぐると丘の上にひときわ目立つ大きな観音様があります。5月のツツジの季節ともなると丘が一面赤やピンク、白のツツジの花で覆われ、それを目当てに大勢の観光客が訪れます。

お寺は建立600年代にまで遡る歴史あるもので、山門や阿弥陀堂、本堂厨子は室町時代建立で国の重要文化財に指定されていますが、丘の上に立つ観音様は2010年の建立と意外に新しいのが驚きです。観音様の先には自然豊かな霞丘陵へと続き、春は桜の隠れた名所となっています。

●勝沼城跡と吹上のしょうぶ公園

写真提供/青梅市観光協会

戦国時代の青梅エリアは、当時武蔵国の有力国衆であった三田氏の支配下にありました。勝沼には三田氏の居城がありましたが、1563年に小田原を拠点とする北条氏に滅ぼされ、その後ここに城を構えた北条配下の師岡氏も豊臣秀吉に攻め込まれ、結局勝沼城は廃城になってしまいました。

現在城跡には土塁や空堀があるだけで当時の面影はありませんが、丘の上からは青梅の素晴らしい景色を望むことが出来ます。また、その背後を北東側に細い山道を下ると、吹上しょうぶ公園へと通じ、6月には何千本ものハナショウブが咲き乱れてそれは見事です。

●高水三山

写真提供/青梅市観光協会

青梅市北部の西側には青梅丘陵から続くハイキングルートがあって、高水山、岩茸石山、惣岳山を繋ぐ縦走コースは年間を通じて健脚ハイカーに人気です。軍畑(いくさばた)駅を出発し沢井または御嶽まで歩く約10キロのコースで、途中の岩茸石山山頂からは奥武蔵の山々の絶景を楽しめます。惣岳山の山頂にある神社は、沢井で1000年の歴史を持つと言われる青渭神社(おそうがくさま)の本社です。

●御岳遊歩道と御岳山

写真提供/Jim Toda

御嶽駅を中心に多摩川の両岸約4キロにわたり整備された遊歩道で、気軽に四季折々の渓谷美を楽しめる人気コースです。途中銘酒「澤乃井」を味わえる小澤酒造や明治・大正・昭和にかけて活躍した日本画の大家、川井玉堂の絵画を展示する玉堂美術館に立ち寄ることもできます。

写真提供/青梅市観光協会

御嶽駅からはバスとケーブルカーを利用して御岳山まで足を伸ばすのも楽しいです。標高900mを越える山上に集落があり、徳川家康公ゆかりの武蔵御嶽神社やロックガーデンなど観光やハイキングで楽しい一日を過ごせます。

ここまで独断と偏見で青梅周辺の観光スポットを紹介してきましたが、この他にもたくさんお勧めしたい場所があって、とても書ききれないくらいです。ぜひ10月の町ロゲを機会に青梅に遊びにいらしてください!